日本咀嚼学会雑誌
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咀嚼機能に及ぼす加齢の影響について
高徳 幸男瀧口 徹小林 清吾矢野 正敏筒井 昭仁張 旌旗関原 敬堀井 欣一
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1994 年 4 巻 1 号 p. 41-50

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抄録
加齢の咀嚼機能への影響を把握することを目的とし調査・解析を行った.調査対象地域は, 中華人民共和国, 江西省, 南昌市である.咀嚼機能の判定は, 質問紙への回答を基に “咀嚼機能得点” を与え評価した.
“機能歯数” が28で未処置う歯のない206名を対象として, “咀嚼機能得点” を目的変数として, “年齢” “歯周炎” 等, 9項目を説明変数として段階式重回帰分析を実施した.
その結果, “食事時に歯が痛む” “顎関節障害” “年齢” は, 統計学的に有意な標準偏回帰係数を示し, その値は負であった
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© 特定非営利活動法人日本咀嚼学会
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