騒音制御
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Print ISSN : 0386-8761
投稿—論文
音環境の計測における主観的音源識別の不確かさ
西尾 翼髙島 智哉松井 利仁平松 幸三
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2012 年 36 巻 2 号 p. 179-186

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抄録

環境省が示す騒音評価マニュアルには,除外音処理を行うことが記載されており,一般に騒音測定の際には音源識別が広く行われている。音源識別は測定者の主観に基づいて行われ,結果は主観の影響を受ける。しかし,その不確かさの検証は十分に行われていない。本研究では,京都市嵐山で収録した9種類の音環境を,ヘッドホンを通して30名の被験者に提示し,各被験者による音源識別結果に基づいて,音源識別の不確かさを検討した。その結果,対象音の騒音レベルが暗騒音(LA95)より10 dB以上高いレベルでは,2%以内の標準不確かさとなることが明らかとなった。

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© 2012 公益社団法人 日本騒音制御工学会
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