騒音制御
Online ISSN : 1883-7506
Print ISSN : 0386-8761
種々の低層遮音壁による減音効果の予測・評価に関する研究
上坂 克巳大西 博文鉢嶺 清範石川 賢一高木 興一
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1999 年 23 巻 2 号 p. 99-109

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抄録

街路に設置される高さ1m程度の低層遮音壁は, 車両の沿道への出入り確保のため開口部を有することが多く, 都市景観への配慮から様々な形状, 材質をとりうる。本研究では, まず, その減音効果を表す指標として, 地点別挿入損失 (IL) 及び区間平均挿入損失 (SA・IL) を定義した。次に, その植栽枡タイプを複数の有限長の吸音性厚み障壁とみなしてILの計算方法を提案し模型実験で検証した。さらに, 透過損失が小さい材料を用いたパネルタイプも含めて, 低層遮音壁によるIL及びSA・ILを求める簡易式を一般化して示した。最後に, その式を用い, 評価区間長, 開口率, 材料の透過損失等の低層遮音壁の設計パラメータと減音効果の関係を分析した。

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© 社団法人 日本騒音制御工学会
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