脊髄外科
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術中 3D 撮影が可能なガントリー自走式ヘリカル CT による術中 CT 撮影システムを用いた頚椎手術
小寺 俊昭久保田 紀彦兜 正則半田 裕二石井 久雅竹内 浩明佐藤 一史古林 秀則廣瀬 敏士
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2001 年 15 巻 1 号 p. 35-40

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抄録
当教室で開発した術中3D-CT撮影システムでは, 安全かつ短時間で精度の高い画像が得られ, 頚椎手術において大変有用であった.頚椎手術における適応としては, 1)頚椎症やOPLLなど骨性病変に対する前方からのアプローチにおいて, 椎体の削除範囲や残存病変を確認する場合, 2)椎間板ヘルニアの手術においては, keyhole surgeryや慣れない術者が手術を行う際, アプローチの方向を確認する場合, 3)長い移植骨やspinal instrumentationを用いた固定術において, 固定状態を確認する場合, などが挙げられる.
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© 2001 日本脊髄外科学会
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