社会政策
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小特集2■ナショナル・ミニマム視点から見た高齢期の生活保障
被保護高齢者世帯の生活困窮化要因分析を踏まえたナショナル・ミニマムの検討
宮寺 良光
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2018 年 10 巻 2 号 p. 55-67

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抄録

 本稿の目的は,セーフティネットである生活保護受給にいたった高齢者の生活困窮化要因について分析を試み,高齢期のナショナル・ミニマムのあり方について検討することにある。近年の生活保護受給者の増加および受給率の上昇の背景には,生活困窮化する高齢者の増加が影響している。これには経済状況のみならず,「構造改革」が少なからず影響しているものと考えられる。年金給付額の減額のほか,医療や介護の制度における保険料や利用者負担の増加などが,高齢者の生活破綻を助長してきた可能性が否めない。 以上の問題意識から,生活保護世帯に関する調査から生活困窮化要因について分析を試み,ナショナル・ミニマムのあり方について問題提起をおこなう。

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