プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2007年度春季
セッションID: 1104
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1104 プロアクティブなリスク・マネジメント手法の提案(一般セッション)
沖田 雄一安藤 潔村上 邦彦井上 浩仁水谷 隆之宇佐波 大輔市川 勉山田 隆藤田 忠雅橋詰 弘之安藤 三希子
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抄録
筆者等はプロジェクト・マネジメントにおけるリスク・マネジメントの重要性に注視し,数々のITプロジェクトのケーススタディにおける経験的リスクを洗い出し,それらを多角的な視点から考察した.その結果,PMBOKでは触れられていない「知識エリアの各プロセス間で想定されるリスクの因果関係」の分析を行うことで,プロアクティブなリスク・マネジメントを実現可能であることがわかった.更にリスクの対策を実施した結果,「新たに発生しうるリスク(これを派生リスクと命名)」の発見から,より効果的なリスクの監視・コントロールの可能性を見いだした.本稿では新たなリスク・マネジメント手法確立の第一歩として,「リスクの因果関係」と「派生リスク」に着目した,プロアクティブなリスク評価ツール(PRET)を用いた実業務に有効なリスク・マネジメントプロセスを提唱する.
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© 2007 プロジェクトマネジメント学会
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