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原稿種別: 表紙
p.
Cover1-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 目次
p.
i-v
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
vi-vii
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
-
原稿種別: 付録等
p.
viii-ix
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App1-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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角田 仁
原稿種別: 本文
p.
1-25
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
-
原稿種別: 付録等
p.
26-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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輿水 精一
原稿種別: 本文
p.
27-51
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
52-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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鈴木 堅史
原稿種別: 本文
p.
53-59
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
60-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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村上 茂之
原稿種別: 本文
p.
61-71
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
72-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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千種 実, 宮崎 健司
原稿種別: 本文
セッションID: 1101
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト成功率向上や不採算プロジェクトの撲滅を目的に,プロジェクトマネジメント強化のため様々な施策を推進してきた.しかし,プロジェクトの収益面での課題は残っており,これらを分析するとプロジェクトレベル単体では解決が困難な原因により,収益悪化が起きている場合が多々あることがわかる.また,最近のシステム案件は,より顧客の戦略的なものに移行してきている.このような案件では,顧客の経営に直接関わるものでもあり,途中でスペックが変わることも多く,「QCD」達成を目的とするプロジェクトマネジメントだけでは不十分な場合も多い.本論文では,これら「プロジェクトレベルの課題」を整理し,「ひとつ上のレベル」のマネジメントであるプログラムマネジメントとして行うべき方策をまとめ,事例をもとにプログラムマネジメントの方策を説明する.
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大迫 正弘
原稿種別: 本文
セッションID: 1102
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトのナレッジマネジメントに関する議論の多くは,ベスト・プラクティスの汲み上げ,データベースの構築,知識のコード化など,ナレッジマネジメントの一局面をとらえた部分的な議論に終始するものが多い.また,そのような議論のもとに実際に大規模な投資もなされてきたが,このような部分最適化のアプローチで具体的な成果を上げた事例はほとんど見当たらない.ナレッジマネジメントは,分離独立したマネジメント機能ではなく,継続的な知識の創造を目指した領域横断的なプロセスであり,経営戦略と一体化した統合的なものでなければならないのである.本研究は,プロジェクトマネジメント体系とナレッジマネジメント体系の統合を図り,プロジェクト・ナレッジマネジメント体系の構築を目指すものである.
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冨永 章
原稿種別: 本文
セッションID: 1103
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
R&D投資額で日本は世界3位,登録パテント数で世界トップに位置づけられる.しかし国際的なイノベーション指標,競争力評価等では低迷しており,乗り越えるべきカベがある.具体的には戦略性,オープン性,結果への執着,的確な国際協業の不足などが指摘されるが,これらはR&D組織や企業だけでなく,関係する個々人にも求められるものである.本稿ではそのようなカベの正体を示し,乗り越えるのにPM視点で何にどう取り組むべきかを考察する.また,成果を出すイノベーター個人に共通の特徴をまとめ,リサーチに向くPM領域の追究を提案する.
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関口 明彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1104
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
2012年9月1日,ISO21500発行された.PMの世界に初めて国際標準規格が出来上がったということだ.ISO21500はISOのPCC236という委員会によって制定され,そのメンテナンスはTC258という委員会に引き継がれている.単一規格のみ制定が可能なPC (Project Committee)から複数規格を制定できるTC (Technical Committee)へ移行されたことより,PM分野の国際標準規格の検討が加速して進んでいる.既にポートフォリオマネジメントがISO21502という番号を取り国際標準規格を制定する方向となっており,また,プログラムマネジメント,プロジェクトガバナンスなどの検討グループが立ち上がり,国際標準規格化の可能性を探っている.本稿ではISOの国際標準化動向を過去の経緯も含めて解説するとともに,国際標準規格化を契機に,日本のビジネス競争力強化に繋がるプログラムマネジメント普及に対する期待について論述したい.
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端山 毅
原稿種別: 本文
セッションID: 1105
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PM学会標準化検討委員会では,ISO/TC258においてプログラムマネジメントに関する国際標準化活動が開始されることに備えて,プログラムマネジメントに関する予備的な議論を重ねてきた.本稿はその結果をまとめたものである.すでに学会ホームページで同様の内容を公開し,意見募集を行っている.標準化検討委員会では,引き続きプログラムマネジメントに関して日本の経験,実情を踏まえた意見を積極的に国際標準作成の場に届ける予定である.このために広く学会員から事例,意見を募るにあたり,標準化検討委員会内部での検討経緯も加えて解説し,議論の題材を提供することが本稿の狙いである.
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森吉 恵, 内田 吉宣, 山本 和則, 武田 昭
原稿種別: 本文
セッションID: 2108
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトでは,多くの重要な局面において顧客との交渉が必要とされ,交渉力はプロジェクトマネージャの能力の中でもプロジェクトの成功を左右する重要な要素の1つである.本研究では,現場の高業績プロマネの事例から構築した交渉の成功モデルに基づいて,交渉力の育成を目的とした研修を開発した.交渉の成功モデルから交渉準備と交渉マインドの重要性を明らかにし,「実際に遭遇しそうな臨場感ある交渉場面で,戦略立案⇒ロールプレイ⇒振り返り⇒知識化のサイクルを繰り返すことによって,形式知と実践知の両方を体得する」ことを研修のコンセプトとした.実践的訓練中心の「現場想定型ロールプレイ研修」を開発し,試行的に研修を数回実施した結果,交渉戦略の思考と交渉マインドを鍛え,現場で役立つ研修としての有効性を明らかにした.
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内田 吉宣, 山本 正毅
原稿種別: 本文
セッションID: 2109
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
組織においてナレッジを有効活用する上で,ナレッジを陳腐化させないために継続的に蓄積することが重要である.本研究は,300件超の過去事例から失敗に至る過程を「原因」と「結果」の連鎖情報でモデル化したリスク伝播モデルを用いた振り返り手法を開発した.振り返り手法は,チェックリストベースのリスク評価システムと連携し,チェックリストの設問項目からプロジェクトの失敗事象に至るリスクの伝播過程を整理しておくことで,振り返り時に評価結果とリスク伝播モデルを用い,設問項目から起因して起こり得た失敗シナリオの候補を提示する仕組みをもつ.また,本手法を実案件プロジェクトで試行し,有効性を確認した.
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辻川 直輝
原稿種別: 本文
セッションID: 2110
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本稿はミッションクリティカルなITプロジェクトにおいて,どのようにステークホルダーとリスクを共有してプロジェクトを推進したか事例を紹介する.プロジェクト推進時の背景など特徴についても示す.リスクを重要性やそのインパクトで評価し優先順位の高いものに絞って対応するだけでなく,優先順位はつけるが対応可能なリスクについてはアクションを実施しリスク軽減に努めた.仕様の変更要求については,スコープは明示するがシステムの目的(存在意義/要件/優先順位)を勘案して,ステークホルダーとリスクを共有して柔軟な対応を実施した.問題プロジェクトの発生を防止する一助になれば良いと考える.
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坂上 慶子
原稿種別: 本文
セッションID: 2111
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMI (Project Management Institute)の調査によると,プロジェクト・マネジャー(以下PM)の男女比率において,日本は世界だけでなくアジアにおいても著しく低位にある.そのため,PMI日本支部では,その背景を解き明かし,日本で女性PMが一層活躍できるような提案を検討するための新たなプロジェクトを立上げることになった.筆者はそのプロジェクトに,PMとして立上げから関わり,3つのテーマを策定し,調査・研究活動を開始した.その活動発足の経緯について整理し,報告する.
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高市 裕子, 大谷 晶子, 小野 久子, 坂上 慶子
原稿種別: 本文
セッションID: 2112
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMI (Project Management Institute)日本支部では,日本で女性プロジェクト・マネジャー(以下PM)が一層活躍できるような提案を検討するための新たなプロジェクトを立上げた.筆者は,そのプロジェクトにおいて,「As-Is現状調査」をテーマとしたワーキング・グループ(以下WG)のリーダーとなり,日本の女性PMについてのいくつかの仮説を立て,それを解き明かすためにプロジェクト現場に向けた現状調査アンケートを実施した.そこからは予想外の結果が見えてきた.現在までの調査・研究成果について整理し,報告する.
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鶴山 登美子, 反圃 あづさ, 浦田 有佳里, 芦名 みちる, 渋谷 真智子, 山本 奈緒, 橘 郁子, 赤羽根 亮子, 大塚 志穂, 久保 ...
原稿種別: 本文
セッションID: 2113
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMI (Project Management Institute)日本支部では,日本で女性プロジェクト・マネジャー(以下PM)が一層活躍できるような提案を検討するための新たなプロジェクトを立上げた.筆者らは,そのプロジェクトにおいて,日本の女性PMのロールモデルを検討し,策定するべく活動している.後続の女性やこれから社会に出る若者たちが自らのキャリアを検討する上で,身近なロールモデルとして参考にしてもらいたいと考え,広く公開してきた.現在までの調査・研究成果について報告する.
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坂上 慶子, 朝生 美佐子, 阿部 智英子, 高橋 紫, 中村 亜子, 蓑島 知子
原稿種別: 本文
セッションID: 2114
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMI (Project Management Institute)日本支部では,日本で女性プロジェクト・マネジャー(以下PM)が一層活躍できるような提案を検討するための新たなプロジェクトを立上げた.筆者らは,そのプロジェクトにおいて,「働く女性のコミュニケーション」をテーマとし,IT業界の実経験に基づいた女性上司と女性部下の関係性について傾向を調査した.プロジェクトにおけるコミュニケーション課題の参考となればと考え,円滑なコミュニケーションを図るためのコツやアドバイスを提言し,広く公開してきた.現在までの調査・研究成果について整理し,報告する.
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原稿種別: 付録等
p.
138-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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久米 徹, 佐藤 清司, 中島 正詞, 奥川 和美, 川又 孝之, 百目鬼 重則
原稿種別: 本文
セッションID: 1201
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト計画策定時,継続プロジェクトは自プロジェクトの過去実績データを参考に策定できる.一方,新規プロジェクトにおいては,自プロジェクトの過去実績データが無いため,同様には策定できない.そこで,会社として収集している実績データを,新規プロジェクト向けに提供していた.しかし,計画策定には必要でありながら提供できていなかったデータがあった.本稿では,このデータをプロジェクトに負担を掛けることなく,提供できるようにした取り組みについて報告する.
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竹内 昌幸, 門田 昌樹
原稿種別: 本文
セッションID: 1202
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
情報通信システムのプロジェクトは,開発,構築及び移行を経てサービス提供することによって,無事に完遂したことになる.一連の作業の中で,開発には,多くの工数と時間を要することから,標準化を推進し内容も充実させてきた.しかし,移行は,システム個々のやり方に依存することが多く独自のやり方で実施してきた.昨今,複数のシステムが連携し合ってサービス提供しているため,1システムの移行トラブルがサービス全体に影響するようになってきている.移行作業について,今までの対策が引き継がれていないこともあったので,過去の事例やノウハウから,移行プロセスを標準化することとした.
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菊谷 準, 井上 淳司, 渡辺 弘樹
原稿種別: 本文
セッションID: 1203
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ウォーターフォール・モデルの上流で作成する設計書は,品質を確認したうえで次工程に進めている.レビューによって質的側面の確認を行っているが,設計書に対する量的側面の充分性についても評価できる目安があると良い.また,この目安はレビュー実施の判断に使うことができる.本研究は,設計書の量的な妥当性を評価するための定量的な項目,単位,評価方法を提案する.この方法によって誰が見ても良い設計書と評価ができると期待できる.
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富田 幸延
原稿種別: 本文
セッションID: 1204
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITシステム開発保守においては,ユーザーニーズの分析,システムインパクトの調査,システム修正方法の検討,ソフトウェアの修正,テスト戦略の検討等,多くの専門知識が求められる.また,情報システムの品質確保のためには,各種成果物のレビューのような専門分野を跨ぐ共通的な基本動作も非常に重要である.かつて,品質問題を抱えたある部門が,レビューの質を向上させることにより,品質と生産性を向上することに成功した.その後,システムの更新に際して詳細なルールを整備し,レビューのような基本動作を浸透させる取組みは消滅した.しかし,機能追加開発が本格化すると品質問題が生じ,基本動作の再徹底による挽回を図った事例から,レビュー等の基本動作が大規模なプロジェクトにおいて定着しない原因と対策について論じる.
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山下 禅
原稿種別: 本文
セッションID: 1205
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
システム開発プロジェクトにおける短納期化および低コスト化への要求は,ビジネススピードの加速とともにますます高まってきている.こうした中でリスクマネジメントを充分に行い,リスクを早期検知し,対策することが必要とされているが,潜在リスクは多様化し,より検知しづらい状況となっている.本稿では,リスクの早期検知をおこなうための方法論とその有効性について検証する.
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永井 俊光
原稿種別: 本文
セッションID: 1206
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
今日の厳しいICT市場において利益を確保するためには不採算プロジェクトは許されない.不採算プロジェクト撲滅のために,従来からプロジェクト監査会などの組織マネジメントを実施している.しかし,リスク顕在化の予防ではなく,顕在化後の対応に重点を置くプロジェクトが多く,様々な兆候を見逃し続け,プロジェクトの後半に不採算プロジェクトとなる例が多い.不採算プロジェクト撲滅には,プロジェクトが認識していないリスクを早期発見し,リスクの兆候を検知するという新しいアプローチが必要であると考えた.そのアプローチは,損益情報とプロジェクト監査結果から品質・コスト・納期の状況を数値化し,その6か月間の推移からリスクが重要課題となる兆候を「不採算予兆」として検知するというリスクマネジメントである.アシュアランス部門が不採算予兆を分析し,プロジェクト状況を正確に把握するとともに,フィールド部門が認識したリスクを顕在化させないようにプロジェクトマネジメントをおこなう.不採算予兆の検知というアプローチを始めて以降,アシュアランス部門が監査したプロジェクト数は約180であるが,不採算プロジェクトは発生していない.フィールド部門とアシュアランス部門が共に重要課題を未然防止する意識を高め,リスクを顕在化させないための組織的な対応により不採算プロジェクトを撲滅できると考える.
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高橋 孝太
原稿種別: 本文
セッションID: 1207
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ソフトウェア保守プロジェクトは,日々の繰り返される修正案件や問い合わせ対応に追われてしまい,プロセスの改善に対する意欲が強くない.一方,顧客からの短納期・低コストに対する要望は強く,品質維持のためにプロセスの改善をしなければ,今後対応出来ないことも事実である.私はこのような状況の中で,メンバ全員で目標を共有し,「構造改革」という取り組みを通して,プロジェクトの改善活動をマネジメントした.本論文では,ソフトウェア保守プロジェクトのプロジェクトマネージャーとして,メンバ全員を意識付けし取り組んできた「構造改革」の施策と効果について述べる.
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島中 一俊, 原 正巳, 中村 英恵, 藤貫 美佐
原稿種別: 本文
セッションID: 2208
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
NTTデータグループでは,見積りの重要性の気運を高め,グループ内の見積り能力向上を目的として見積りイベントを開催している.イベント名を見積りグランプリ,略してM1-GPと名付け,コンテスト形式でお祭り感を醸して広くグループ内からの参加を募り,様々な見積り事例の収集を図っている.具体的には,見積り課題を実行委員会が作成してコンテスト形式で公募し,審査員の審査により優秀者を表彰する共に,表彰案件は,表彰者からフォーラムで実施内容を発表してグループ内で共有し,ノウハウは作業標準や研修教材に反映している.毎年テーマを変えて開催し,今年は3年目を迎えている.本稿では,第3回目として開催した本イベントの開催概要と,得られたノウハウの一端について紹介する.
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福田 拓郎
原稿種別: 本文
セッションID: 2209
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ソフトウェア開発作業の見積は難易度の高い作業であり,見積の精度を向上することはプロジェクトマネジメント上の重要な課題のひとつである.本稿では,見積の精度を向上する為に,見積時に不明確になりやすい作業を明確化した見積用ワークシートを作成した取り組みについて紹介する.また,同ワークシートを適用した前後での見積原価と実績原価の差異を比較することで,その有効性を評価する.
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馬渡 直子
原稿種別: 本文
セッションID: 2210
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトマネジメントにおいては,過去のプロジェクトの事例分析し,その成功・失敗要因を学び,今後に活用することは有効な手段の一つである.ITシステム開発・保守プロジェクトにおいては,システム障害発生時に,障害内容・原因を調査し,再発防止策が立てられる.本論文では,このシステム障害記録が数年にわたり蓄積されているデータを用いて,そのデータの整理と分析を行い,傾向や特徴をまとめる.特に再発防止策に着目し,組織全体への適用の施策と課題を検討する.
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井上 和也
原稿種別: 本文
セッションID: 2211
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITは日々,より高度に進化するが,これを製品に取り組むシステム構築の作業は,引き続き人の手によるものである.これは,システム構築の見積単位が「人工(にんく)」で表され続けていることからも明らかである.つまり,人材の強化はシステム構築を成功させる重要な要素のひとつであり,強い人材なしでは成功するプロジェクトチームの組成は困難であるといえる.筆者は14年間にわたり,人事領域での業務プロセス設計とERPパッケージの導入という,専門的な領域でのプロジェクトに数多く携わってきた.特に「問題プロジェクト」の建て直し,いわゆる「火消し」の実績は多く,原因分析と解決を実践してきた.今回は,これまで経験した「問題プロジェクト」を振り返って,「人材観点での課題」を抽出・整理し,現在実施している成功するプロジェクトチーム,あるいは組織をつくるための取り組みの内容と,その経過を報告する.
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関 洋子, 内田 吉宣, 尾中 章行, 若林 裕二
原稿種別: 本文
セッションID: 2212
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年のソフトウェア開発は,従来の受注型SIのような顧客毎の案件ではなく,1つのソフトウェアを複数の顧客に展開するSaaSのようなサービス事業型へと急速にシフトしている.サービス事業は,SIのような個々のプロジェクトの管理とは異なり,その後の運用によりどのように投資回収するかといった観点からサービス全体を「プログラム」として捉え,その全体最適化を図ることが必要である.従って,サービス事業リスクマネジメントにおいて,リスク評価に用いるチェックリストには,従来のSIとは異なる評価視点が含まれるべきである.本稿では,サービス事業におけるリスクマネジメントを目的としたチェックリストの作成について述べる.まず,リスクを複数の区分に分割し,区分ごとにリスクを分類するRBS (Risk Breakdown Structure)と呼ぶ構造を構築した,次に,サービス事業のリスクを特定するために必要なチェック項目を抽出し,RBSの各区分に分類した.作成したチェックリストを運用しようとした場合,サービス事業の特性によっては無関係となるチェック項目が存在するという課題や,チェック項目数が多くリスク評価者の負荷が大きいという課題があることが明らかになり,無関係な項目の削除や評価者のロールやサービスのフェーズに応じて必要な項目のみを提示する機能を開発した.
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八木 将計, 北川 健二, 平塚 幸恵, 田中 晶, 小川 秀人
原稿種別: 本文
セッションID: 2213
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
TOC(Theory of Constraints)に基づくプロジェクトマネジメント手法として,CCPM(Critical Chain Project Management)が知られている.CCPMのバッファ管理は,従来の各作業タスクに含まれるバッファ(安全余裕)を取り除いて,代わりにプロジェクト全体のバッファを設け,各タスクで発生した遅延をプロジェクトバッファで対処する手法である.また,そのプロジェクトバッファの状態を監視することで遅延を検出でき,早期対策が可能となる.しかし,CCPMのバッファ管理では,ある程度タスクが明確な場合を前提としており,どの程度発生し,どの程度工数が必要になるか,事前に見積りが困難なタスクは扱いづらいという問題がある.そこで,本論文では,タスクの見積りの困難さで分類し,比較的見積り容易なタスクをCCPMの工程管理の対象とし,見積り困難なタスクは,直接工程管理せず,バッファで対処する方法を提案する.また,要求獲得や要求分析といった試行錯誤が必要であり,事前見積りが困難なタスクを含むソフトウェア要求定義工程に本提案手法を適用試行した.結果,通常のCCPMでは適用が難しいソフトウェア要求定義工程においてもバッファ管理が可能となることを示した.
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向坂 太郎, 日下 照英, 浅田 隼人, 岡野 信保
原稿種別: 本文
セッションID: 2214
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
日立では,システム開発プロジェクトを効率的に進めてお客様に高品質なITサービスを提供するために,システム開発方法論HIPACEを整備している.HIPACEはIT戦略からITサービスの評価までのエンタープライズITサービスのライフサイクルにおける標準的なプロセスを定義しているだけでなく,プロセスの実施方法や成果物の作成方法も説明している.近年,筆者らはHIPACEのサポート範囲をグローバルに拡大している.オフショア開発などのグローバルプロジェクトでは,成果物の品質確保のために開発プロセスやルールの合意が国内プロジェクトに比べより重要である.筆者らは,価値観や文化的背景の異なる開発者にソフトウェアテストの重要性を説明するために,日立システム開発方法論で定義されているテストプロセスの詳細なルールや暗黙知を明確にし,各開発者のテスト作法を統一した.それをプロジェクトに適用した結果,開発効率および成果物の品質が向上した.
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原稿種別: 付録等
p.
App2-
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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中村 大介
原稿種別: 本文
セッションID: 1301
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年,海外へITシステムの開発を委託するオフショア開発は一般的な形態となっている.オフショア開発は必要な労働力を,国内に比べ安価に確保できるメリットがあるものの物理的な距離が遠いことや,言語や文化の違いなどから発生するコミュニケーション不良に起因するトラブルが多く発生している.このようなトラブルを軽減させるには,作業発注計画段階から詳細なコミュニケーションルールを定めるともに,コミュニケーションメディアを積極的に活用しながら実行段階でプロジェクト参加メンバーの特性を理解したうえで計画通りに実施できているか十分に確認しながらプロジェクトを推進することが有効である.
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小林 広満
原稿種別: 本文
セッションID: 1302
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年,大型で複雑なプロジェクトが多くなり,プロジェクト収支の悪化による業績への影響が目立っている.また,顧客からのプロジェクトマネジメント力の評価低下によって,ブランドを損なう危険性も伴っている.そのため,プロジェクトマネージャー育成は企業戦略および経営マネジメントの重要課題である.本書では,プロジェクトマネージャー育成において,プロジェクトマネージャーに必要な最優先スキルの分析を,コンピテンシーとして占める割合の大きい「個人スキル」「人間関係スキル」に特に重点を置き,現役プロジェクトマネージャーへのヒアリングから実施する.次に必要なスキルを整理し,実現に向けての施策を提言する.
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井手 浩司
原稿種別: 本文
セッションID: 1303
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
当社では,プロジェクトオーナーが参画するプロジェクト進捗会議は,報告内容をプロジェクト管理システムに登録し報告するペーパーレス会議を実施してきたが,報告書式や報告の進め方は,PM (Project Manager)によって異なるのが現状である.そのため,プロジェクトごとに異なる報告資料の見方の説明や,単に進捗を長々と報告する等で会議の時間が費やされ,本来会議で議論されるべき重要課題の共有やその対策に十分時間が取れないケースがあった.我々は,プロジェクト進捗会議を報告の場から,プロジェクトが抱える潜在リスクの顕在化・共有・解決する議論の場とするために,報告内容・方法を統一化し,普及,徹底することで,会議の質的向上を図った.また,将来的には,蓄積した報告データを基にテキストマイニング等を活用して成功/失敗プロジェクトの傾向分析等を実施し,プロジェクトの失敗を未然に防ぐ予兆管理の仕組み作りをめざす.
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廣瀬 奈月, 南 徹, 湯浦 克彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1304
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
官庁や自治体から公開されるオープンデータを活用したサービスを開発する過程でコミュニケーションが必要となるオープンデータ提供者,サービス発案者,システムの想定利用者,システム設計者などのステークホルダー同士のコミュニケーション・マネジメントについて述べる.コミュニケーション・マネジメントの手法として,フレームワークのひとつであるリーン・キャンバスを導入したコミュニケーション方式を提案しその可能性を検証するべく2つの実験を行った.まず,現在主流の時系列に基づいた議論とリーン・キャンバスを含むフレームワークとの比較実験により,フレームワークを導入することがオープンデータを活用したシステム案を考える上で有効であるかを検証した.次に,フレームワークの中でもリーン・キャンバスがオープンデータを活用したシステムに関して議論する上で適切であるかを,事業計画策定にしばしば用いられる6W2Hと比較し検証した.結果,リーン・キャンバスは不確実性の高いアイディアを事業策定する面で優れていることが示唆された.
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六鹿 槙美, 湯浦 克彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1305
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年,世界でスマートフォンの普及とアプリケーションの利用の広まりに伴い,アプリ市場は急成長を見せている.アプリ市場は今後も更なる発展をしていくと予測される.その一方で,ITサービス企画開発の失敗の原因として代表的なのが"顧客ニーズの把握不足"である.そこで,素早い提案とコミュニケーションを重視した顧客主導型の企画方法としてリーン・スタートアップに注目した.本研究では,従来の企画方法や開発方法とリーン・スタートアップを比較し,リーン・スタートアップをプロトタイプ開発と組み合わせてITサービス企画開発を実践した.ITサービス企画開発の対象は,大人数に対するイベントの発信を目的とした"共有カレンダー"である.開発には,"Application Craft"と"Parse"という2つのツールを使用した.ITサービス企画開発や使用したツールの効果についての分析の結果,ITサービス企画開発が成功するための要素をいくつか得ることができた.一方で,さらに検討していかなければならない課題についても考察した.
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石橋 萌絵, 湯浦 克彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1306
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
戦後の需要が供給を上回る「少品種大量生産」の時代から,現在,消費者に物が行き渡り「モノが売れない時代」をむかえている.そこで,企業は「顧客中心」に考えることを求められ,1990年代までに,数多くの企業が顧客満足活動(CS活動)を取り入れてきた.しかし,活動の成果があまり明確ではない,利益の拡大や社員の活性化に結び付かないといった理由で従来の顧客満足活動は限界を迎えている.そこで,現在注目を集めているのが,顧客との良好な関係を長期的に維持・強化していくマーケティング手法であるCRM(Customer Relationship Management)である.CRMが注目を集め,CRMシステムを導入する企業が増加する一方で,CRMシステムを導入した企業の多くが,費用対効果が疑問であるという声をあげている.そこで,CRM導入効果測定が必要と考えた.しかし,現在そのようなものは体系化されておらず,自作しようにも簡単ではない.本研究では,CRM導入に求める効果とその要因を,財務目標の4つの視点とBSCの概念を連関させて,体系化し,CRM導入効果参照モデルを作成した.また,体系化されたCRM導入効果参照モデルを用いて,CRM導入効果評価の導入・運用手順の作成を行った.特に,CRM導入効果参照モデルをもとに企業ごとにカスタマイズしたものであるCRM導入評価表の作成に関しては,その企業の販売の商談プロセスに関係する強み,弱み,機会,脅威をCRM向けに提案したSWOT図に記述するところから,具体的な手順の提案を行い,それに関係するCRM向けSWOT分析テンプレート等のワークシートを作成した.
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井上 恵太, 藤原 良一, 尾崎 正博, 本多 洋一, 山本 富夫
原稿種別: 本文
セッションID: 2308
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
企業におけるコンプライアンスの徹底はますます重要視されてきているが,その徹底のために複数のマネジメントシステムや社内規則等のルールを運用することにより,重複作業の発生や運用の負荷増大,仕組みの複雑化等の問題が発生してきている.このような問題を根本的に解決するために,当社では業務を遂行することで品質(QMS),情報セキュリティ(ISMS)の確保及び法令遵守が自然に実践できる仕組みを構築し,システム生産に関わる業務プロセスの適正化を図っている.本稿では,統合マネジメントシステム構築のメリットや構築のシナリオ及び構築にあたっての課題とその対応策を紹介する.
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尾崎 正博, 遠藤 和彦, 難波 奈須夫, 日野 知佳子
原稿種別: 本文
セッションID: 2309
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
品質/コスト/納期(QCD)の計画が達成できない問題プロジェクトは,自社だけでなくお客様の業務にも多大な影響を与えるリスクがあり,発生を抑えることが重要である.問題プロジェクトの発生は,上流フェーズで品質を作り込みきれていないこと,特に設計課題を出し切らずに後続の開発フェーズに移っていることが大きな影響を与えていることを確認することができた.そこで,基本設計における設計課題の出方を,信頼度成長曲線を用いて統計的・定量的に管理するという改善を行った.これにより,基本設計で設計課題を確実に出し切ることができ,QCDの計画を達成することができた.本稿では,その取り組みと成果を紹介する.
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三浦 康弘
原稿種別: 本文
セッションID: 2310
発行日: 2014/03/13
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
約150Ksのアプリケーションプログラム開発とシステム基盤の構築を伴うシステム開発で,5ヶ月という短期間で確実なシステム構築を実現し,安定的なシステム運用が可能とするための高品質を求められ,様々な対策を実施することで,プロジェクトを計画どおり完遂させた.本稿では,主要な対策について振り返り,改善点を明確にすることで,次回,同じような開発をする際に,より確実なQCDの確保に向けた事例研究としたい.
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