主催: 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
1990年代から,企業における財務会計システムは,ERPパッケージを採用することが主流となっている.そして,これらのERPパッケージで取り扱う会計データは,大量のマスタデータとして管理されている.このマスタデータは企業の重要な資産の1つであり,適切にマネジメントする必要がある.このことを,MDM (Master Data Management)と呼ぶ.本稿では,マスタデータを扱うシステムにおいて発生する問題点を追究し,その対策に関する品質改善活動の一事例を紹介する.