プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
オフショアプロジェクトにおけるUMLの適用(<特集>成功するプロジェクトのための仕組みと組織活動)
中原 俊政藤野 博之
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2008 年 10 巻 6 号 p. 9-14

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抄録
日本企業が中国やインドのソフトウェア開発会社を使ってソフトウェアの開発を始めて既に何年も経過している.目的は,開発コストの削減と優秀な人材の活用という両面がある.しかしながら,言葉や文化,企業風土,ビジネス環境などの違いから,必ずしも全てのプロジェクトが成功しているとはいえない.むしろ,オフショアソフトウェア開発プロジェクトを成功させる為には,沢山の改善すべき点がある.このような状況の中で,オフショアソフトウェア開発にモデリング技術を活用し,発注者と受注者間の意思疎通を図り,プロジェクトを成功に導こうという試みが注目されてきている.私たちは,オフショアソフトウェア開発に"モデリング技術をどう活用すればよいのか"という観点で「オフショア開発向けUML適用ガイドライン」を作成した.このガイドラインの内容について説明し,少しでも多くのプロジェクトの成功に役立てればと考える.
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© 2008 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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