プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
PMSを用いたPM成熟度の向上(<特集>企業活動におけるプロジェクトマネジメント)
箱嶋 俊哉
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2005 年 7 巻 4 号 p. 9-14

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抄録
プロジェクトの適用範囲が広がる中で,PMS(Project Management Software)に求められる役割も多様化している.もはや単なる効率化や生産性向上のための道具ではなく,プロジェクトマネジメントの知識や技法を定着させ,プロセスを補完することも重要な要素になってきている.本稿では,PMSに求められる要素を5つの役割としてまとめた.そしてこのPMSの役割を十分に発揮するためには,組織的な展開が欠かせない.またPMSを展開する際には,機能だけでな<プロセスの構築や人の育成にも目を向け,三位一体で進めることが重要である.こうした包括的な取り組みこそが,組織におけるPM成熟度の向上につながる.
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© 2005 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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