プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
研究開発プロジェクトの性格による類型化(<特集>研究開発のプロジェクトマネジメント)
冨永 章西野 伊史小野寺 薫小宮山 邦彦知久 一雄小川 王幸村木 茂冨永 章広崎 膨太郎中村 道治中村 守雄原嶋 孝一勝木 恒男加藤 博万
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2006 年 8 巻 1 号 p. 9-12

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抄録
多数の企業が行っているR&Dプロジェクトを比較すると,性格やライフサイクルなどの相違が著しい.そのため,現象を一般論として捉えるのが困難な場合すらある.この程,様々な企業が集まり,R&Dへの効果的なPMの適用を追究する活動を約1年行った.そこでは,プロジェクトを性格によって類型化する必要性が認識された.例えばRに近いプロジェクトでは概して賭けのような性格が見られるし,Dが進み生産段階に近いと完遂を重視する性格が見られる.また,RとDの境界は扱う対象によって異なることに気づく.そこで,R&Dプロジェクトの成功要素を追究する過程で,性格による類型化を実際に行なった.本稿では,プロジェクト分類のために用いた方策と,類型化による効果を示す.
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© 2006 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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