SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
石油増進回収技術への応用を目的とした塩添加による油-鉱物の二相界面における吸着構造変化の解明
村田 澄彦立山 優杉山 俊平村松 玲奈岡本 直樹草薙 和也久保田 歩三野 泰之坂下 貴史中野 正則梁 云峰松岡 俊文廣沢 一郎
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2017 年 5 巻 1 号 p. 138-140

詳細
抄録
石油増進回収技術の一つである低濃度塩水攻法の油回収機構の解明を目的として、白雲母とオレイン酸の油-鉱物二相界面に対して、塩水(1.0 wt%のNaCl水溶液)の注入前後において20 keVの入射X線エネルギーでX線CTR散乱法の測定を行い、同界面における塩水の注入に伴う吸着構造の変化を調べた。その結果、塩水注入前には低角領域でCTR信号の振動が観測され、オレイン酸の吸着層の存在が示唆された。一方、塩水注入後にはその振動が不明瞭になり、塩水の注入によってオレイン酸の吸着が緩和されたことが示唆された。今後、このデータを元に界面近傍の電子密度分布の解析を行い、液相分子の界面近傍への集積と吸着について詳細な検討を行う。
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top