2019 年 4 巻 p. 11-12
マグネトロンはマイクロ波発振源として,高効率,安価,軽量化という実用的な長所がある.しかし,マグネトロンの発振周波数が不安定である.本稿は注入同期法及びPLL法を利用し,マグネトロンの位相制御ループを実験で検証した.位相制御マグネトロンをマイクロ波発振源として,複数台のマグネトロンをアレー化し,マイクロ波送電システムを構築する.複数台のマグネトロンの出力周波数が同一の場合に,マグネトロン間の出力位相差を調整し,マイクロ波送電システムの送電方向が調整できる.この原理で,マイクロ波の送電方向制御が可能になる.2台の位相制御マグネトロンをアレー化し,実験を行った.