表面科学講演大会講演要旨集
第25回表面科学講演大会
セッションID: P18Y
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11月17日(木)
STMによる電子遷移を介した単分子分解反応の選択的な制御
*片野 諭金 有洙利田 祐麻川合 真紀
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抄録

Ni(110)表面に吸着したフォルメートにSTM探針から2.3V以上の電圧を印可すると、脱水反応が誘起されることが分かった。また印可電圧を高くするとさらに脱水素反応が起こった。Cu(110)基板において同様の実験を行うと、脱水素反応のみが観察された。STMからの電子注入によりC-H結合の切断が誘起され、生成したホットな二酸化炭素がCOに解離されるか否かにより反応の選択性が決定されることが示唆された。

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© 2005 社団法人 日本表面科学会
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