表面科学学術講演会要旨集
2018年日本表面真空学会学術講演会
セッションID: 2P40S
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11月20日(火)
グラフェンの積層界面のモアレ像が原子スケール摩擦に与える影響の解析
*大向 秀弥三浦 浩治佐々木 成朗
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抄録
グラフェンの原子スケール摩擦は、積層構造の整合が良い場合と不整合な場合とで異なる性質が現れることが指摘されている。本研究では、グラファイト上のグラフェンシートの滑り運動を分子シミュレーションによって調べ、界面間に生じる水平力および真実接触部を解析した。配向角度を変えて不整合な積層に移行すると、真実接触部の積層構造がモアレパターンを示すことに着目して、グラフェンの原子スケール摩擦の異方性を議論する。
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© 2018 公益社団法人 日本表面科学会
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