表面科学学術講演会要旨集
第28回表面科学学術講演会
セッションID: 2B29
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11月14日(金)
グラフェンスピントロニクス
*白石 誠司
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抄録

グラフェンは現在固体物理の分野において最もホットな材料の1つであると言っても過言ではない。2004年の薄膜グラフェンの単離を契機に、200000 cm2/Vsもの大きな電界効果移動度を有するFETの創出、単層グラフェンにおける室温に至る量子ホール効果の発現、超伝導近接効果の発見など興味深い物性が数多く報告されている。本講演では我々が昨年世界に先駆けて成功したグラフェンへの室温スピン注入の詳細とスピン輸送特性の詳細を報告し、その物性について議論したい。

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© 2008 社団法人 日本表面科学会
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