表面科学学術講演会要旨集
真空・表面科学合同講演会
(第30回表面科学学術講演会・第51回真空に関する連合講演会)
日本真空協会・社団法人日本表面科学会
セッションID: 5P-083
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11月5日(金)
Ca,P修飾メソポーラスシリカを担体とした酵素触媒の調製と吸着・反応活性の評価
*山西 貴翔桑原 泰隆亀川 孝森 浩亮山下 弘巳
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抄録

酵素と同程度の大きさに細孔径を制御したメソポーラスシリカ(MCM-41)に、含浸法によりCa及びPを修飾した。Ca, P修飾メソポーラスシリカは未修飾のものに比べ、短時間で高い酵素(HRP)吸着量を示した。酵素固定化後の試料はオルトフェニレンジアミンの酸化重合反応においても高活性を示した。メソポーラスシリカ表面の物理化学特性を制御することにより、酵素特性を損なうことなく酵素を安定に固定化することに成功した。

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© 2010 社団法人 日本表面科学会/日本真空協会
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