表面科学学術講演会要旨集
第31回表面科学学術講演会
セッションID: 17Cp-12S
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12月17日(土)
Cu(110)におけるメタノールと脱水素化物の単分子観測
*北口 雄也塩足 亮隼八田 振一郎奥山 弘有賀 哲也
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抄録

銅はメタノールの脱水素反応に対して触媒活性を示すことが知られている。本研究はSTMを用いて、Cu(110)表面におけるメタノールの酸化反応を単分子レベルで調べた。メタノールの孤立分子を観測し、トンネル電子により反応を誘起した。生成物の分子運動がsp3炭素原子を含むC-H伸縮振動を励起することを見出し、生成物をメトキシに同定した。次にメトキシから反応を誘起し、生成物をホルムアルデヒドに同定し2種類の吸着構造を観察した。

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© 2011 公益社団法人 日本表面科学会
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