表面科学学術講演会要旨集
第32回表面科学学術講演会
セッションID: 21P21S
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11月21日(水)
ナノスケールで制御された動摩擦の測定
*井上 大輔町田 慎悟谷口 淳子鈴木 勝石川 誠三浦 浩治
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抄録

我々は原子間力顕微鏡と水晶マクロバランスを組み合わせた摩擦力顕微鏡(FFM)の開発を行っている.このFFMは水晶振動子の基板振幅を数nm~0.0数nmの範囲で制御でき,Q値の変化から動摩擦によるエネルギー散逸を測定することができる. HOPGおよびC60基板について,基板の格子定数付近を境にエネルギー散逸の振幅依存性が大きく変化することが明らかになった.このふるまいは定性的に1次元トムリンソンモデルで説明することができる.

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© 2012 公益社団法人 日本表面科学会
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