表面科学学術講演会要旨集
2017年真空・表面科学合同講演会
セッションID: 2Dp03S
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8月18日(金)
カーボン担持Co触媒における活性点構造の制御とその触媒特性
*吉井 丈晴中塚 和希桑原 泰隆森 浩亮山下 弘巳
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キーワード: 触媒
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抄録

固体触媒上の活性種を精密に制御することは触媒調製を行う上で重要である。本研究では、カーボン担体上におけるCo(salen)錯体の熱分解過程をin-situ XAFS測定によって追跡し、熱処理温度の上昇に伴ってCoはシングルサイトからナノ粒子まで変化して担持されることを見出した。さらに、それぞれの構造を持つ触媒の中で、シングルサイトCo触媒がエチルベンゼンの酸化反応において最高の活性を示し、アセトフェノンが選択的に得られた。

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© 2017 公益社団法人 日本表面科学会
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