表面科学学術講演会要旨集
2017年真空・表面科学合同講演会
セッションID: 1Ba01
会議情報

8月17日(木)
誘導ラマン顕微鏡による高速・無標識生体イメージング
*小関 泰之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

光学顕微鏡による生体観察において染色や標識は極めて重要である。しかし、染色が試料に与える影響が懸念されるうえ、染色の困難な観察対象も存在する。我々は、無染色かつ高速な観察手法として、誘導ラマン散乱(SRS)顕微法の開発を進めてきた。SRS顕微法では、2色のレーザパルスを生体試料に集光照射することで、生体分子の振動分光情報を高感度に得る。本講演では、SRS顕微法の原理を説明したのち、組織観察や1細胞代謝物イメージングへの応用を紹介する。

著者関連情報
© 2017 公益社団法人 日本表面科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top