科学・技術研究
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原著
LC/MS/MSによる飲料原水中の臭化物イオン分析法
古川 浩司橋本 真金子 聡
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2017 年 6 巻 1 号 p. 67-71

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抄録
液体クロマトグラフィー/タンデム型質量分析法(LC/MS/MS)による飲料原水中の臭化物イオン分析法の検討と添加回収試験による妥当性評価を行った.測定条件としては,極性の高い臭化物イオンと他のイオン性化合物がクロマトグラム上で適切に分離することを目的に,第4級アンモニウム基を導入したマルチモードカラム(逆相+陰イオン交換)を用いて検討を行った.臭化物イオンの検量線は,0.5~10 ?g/Lの濃度範囲で良好な直線性を示し,1.0?g/L臭化物イオン標準液の併行精度(RSD)は,2.4%と良好であった.さらに,地下水の添加回収試験(n=7)を行った結果,回収率が90%、RSDが1.4 %と良好な結果が得られた。
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© 2017 科学・技術研究会

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