科学・技術研究
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短報
バイオオーグメンテーションによる揮発性有機化合物の浄化
田村 岩男足立 和義
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2017 年 6 巻 1 号 p. 81-84

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抄録
セパテク・マイクロバブルシステムを応用し、ベンゼン等の揮発性有機化合物に汚染された土壌にERP KB-12株を導入するバイオオーグメンテーションを実施した。使用したERP KB-12株は好気環境下でベンゼンを分解し、汚染物に由来する臭気を短時間で効果的に低減できる。神戸市中央区のN社神戸工場跡地でバイオオーグメンテーションを実施した結果、比較的少量のERP KB-12株の注入によって臭気を改善することに成功した。施工前の臭気は一部の区画では平均で約960と非常に高い計測値を記録したが、菌株を注入した約24時間後にはほぼ0まで不可逆的に低減できた。つまり、ERP KB-12株とセパテク・マイクロバブルシステムを組み合わせることで、ベンゼンに代表される揮発性有機化合物を効果的に原位置浄化できる。
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