科学・技術研究
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技術報告
超薄肉鋳鉄製羽釜・かまど「内匠」の開発
次世代へ伝えたい「和食;日本人の伝統的な食文化」の担い手として
川島 浩一重野 勝利松原 史尚関口 理希赤間 未行伊藤 智博立花 和宏
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キーワード: 鋳鉄, 羽釜, 和食, 精密鋳造, 薄肉
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2017 年 6 巻 2 号 p. 143-148

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抄録
鋳物羽釜は、禅と茶の湯の精神を受け継ぎ、日本の食文化になくてはならない米を、美味しく炊き続けて800年ものあいだ生き残ってきた調理器具だ。そこで筆者らは、あえて鋳造品の鋳肌にこだわり、1合炊きの鋳鉄製羽釜に挑戦した。古来の鑪(たたら)溶解の流れをくむキューポラ溶湯と、新開発低臭気・低不良砂を使用したシェルモールドとを組み合わせることで、最少肉厚3 mm の鋳鉄製羽釜・竈(かまど)の鋳造に成功した。1合のご飯が固形燃料1つで炊き上がる。この羽釜が、素材の味わいを活かす、日本人の伝統的な食文化の新たな担い手となることを願っている。
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© 2017 科学・技術研究会

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