日本海水学会誌
Online ISSN : 2185-9213
Print ISSN : 0369-4550
ISSN-L : 0369-4550
海水溶存成分に対するチタンー活性炭系複合吸着剤の吸着性に関するスパーク源質量分析法による研究
複合吸着剤を用いる海水からウランの採取に関する研究 (第9報)
和田 英男北村 孝雄藤井 綾子加藤 俊作菅坡 和彦
著者情報
ジャーナル フリー

1979 年 32 巻 6 号 p. 329-334

詳細
抄録

スパーク源質量分析法を用いて, 吸着前後のチタンー活性炭系複合吸着剤中の元素濃度を求め, ウラン吸着過程における海水溶存成分の挙動を明らかにした. さらに海水中の元素濃度を考慮して濃縮係数を算出し, チタンー活性炭系複合吸着剤の海水溶存成分に対する吸着性を考察した. 吸着剤の各元素に対する吸着性は次の順序で高くなる.
アルカリ金属, ハロゲン, イオウ<ホウ素, アルカリ土類金属<リン, ヒ素<遷移金属, ウラン

著者関連情報
© 日本海水学会
前の記事 次の記事
feedback
Top