Synthesiology
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研究論文
耳式赤外線体温計の表示温度の信頼性向上
― 国家標準にトレーサブルな新しい標準体系の設計と導入 ―
石井 順太郎
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2008 年 1 巻 1 号 p. 47-58

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抄録
1990 年代後半赤外線を用いた耳式体温計が開発され、国内において急速に普及するとともに、表示される温度の信頼性が一般消費者から問われるようになった。産総研ではこの新型体温計の校正・試験の基準となる国家計量標準を新たに開発するとともに、我が国の産業界・消費者のニーズに適合する標準供給体系を設計・整備し、その技術的検証を行って表示温度の信頼性を向上させた。また、ドイツ、イギリスとの間で国家計量標準の比較を行い、それらの同等性を実験的に検証して信頼性を国際的に確保した。
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© 2008 独立行政法人 産業技術総合研究所
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