Synthesiology
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研究論文
暗号モジュールの安全な実装を目指して
- サイドチャネル攻撃の標準評価環境の構築 -
佐藤 証片下 敏宏坂根 広史
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2010 年 3 巻 1 号 p. 56-65

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抄録

近年、暗号アルゴリズムを実装した暗号モジュールの利用が急速に拡大しており、その実装の安全性評価手法の標準化と、公的機関による評価・認証制度の確立が求められている。特に、暗号モジュールの消費電力や電磁波を解析して、その内部の秘密情報を盗み出すサイドチャネル攻撃が大きな注目を集めている。しかし、各研究機関における独自の実験環境が、その解析結果の追試や評価手法の標準化を妨げていた。そこで我々は、サイドチャネル攻撃の標準評価環境として暗号ハードウエアボードおよび解析ソフトウエアを開発し、世界中の研究機関での利用を進めながら、国を超えた産学官連携により、国際標準規格策定への貢献を行っている。

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© 2010 独立行政法人 産業技術総合研究所
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