システム監査
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【第36 回研究大会講演録 特別講演】 監査の構造化に向けて
山本 修一郎
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2024 年 36 巻 1 号 p. 11-18

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抄録

監査では、組織の構成員による行為の記録に基づいて行為が適切であったことを、第三者が客観的に保証する必要がある。このため,活動プロセスのリスクを識別するとともに、リスクが解消されていることを活動記録によって客観的に保証する方法が重要になる。本講演では、証跡に基づいて行為の適切性を保証する監査プロセスについて、これを構造化するアシュアランスケースやディペンダビリティケース等、監査に役立つエンジニアリング技術を明らかにする。また、活動プロセスのリスクを識別する機能共鳴分析法と不正のトライアングルとの関係についても紹介する。

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© 2024 システム監査学会
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