日本教育学会大會研究発表要項
Online ISSN : 2433-071X
子どもの生活環境・教育機会の劣化・格差化と国家・社会の責任(子どもの「貧困」と学習権の保障-家庭・地域・学校そして国家の役割を問い返す-,公開シンポジウム,発表要旨)
藤田 英典
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2009 年 68 巻 p. 78-79

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抄録

バブル経済期以降のアパシー的な文化社会状況と新自由主義的な教育制度改革及び最近の経済不況などが重なる中で、子どもの生活・学習環境と教育機会の劣化・格差化が進んでいる。本報告では、(1)その問題状況を幾つかのデータで確認し、(2)近年の教育改革の特徴・問題性について教育の公共性と私事性、教育における自由権と社会権、及び国家・社会の責任を中心に検討し、(3)ソーシャル・キャピタルとしての公教育への信頼・協働の回復・促進と学びの共生空間の確保・充実の可能性について検討する。

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© 2009 一般社団法人 日本教育学会
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