大気汚染学会誌
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大気汚染測定局の代表性と適正配置に関する研究
岡本 真一小林 恵三山田 剛北林 興二栗山 茂杉山 裕
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1984 年 19 巻 2 号 p. 129-140

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抄録
大気汚染測定局の代表性を検討し, その適正な配置方法を得るためのシステムを開発することは, 適切な大気汚染監視を実施する上で重要な課題である。この研究では, 拡散計算により得られた値を真値と仮定して, 測定局代表性と適正配置の解析を行った。適正配置を得るために, 下記の2つの基準を採用した。
(i) 高濃度地域をより正確に把握できる配置
(ii) より広い地域をより少ない数の測定局でカバーできる配置
人ロドーセイジなど4つの評価基準を用いて, 現状測定局配置および適正配置の評価を行った。モデル地域を対象とした事例が示すように, ここで提案した方法は測定局代表性と適正配置を決定するために有効であることを明らかにした。
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© 大気環境学会
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