大気環境学会誌
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夏季におけるPTFE/不織布メンブレンフィルタを用いたβ線吸収法およびFRM-LV標準測定法によるPM2.5の計測
篠原 政良水野 裕介村尾 直人太田 幸雄
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2008 年 43 巻 5 号 p. 301-306

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抄録

高温多湿な夏季において, TFH-01フィルタを装着したβ線吸収法自動測定機によるPM2.5測定を行い, 濃度50μg/m3以下の低濃度領域での測定精度を検討した。その結果, TFH-01を装着した2台のβ線吸収法測定機による測定結果の一次回帰式の傾きは1.0, 相関係数は0.986 (n=1448), 回帰の標準誤差は1.756という良好な結果を得た。また, TK15-G3Mフィルタを装着したFRM-LVによる標準測定法に対して, TFH-01を装着したβ線吸収法自動測定機による測定値の一次回帰式の傾きは1.0, 相関係数は0.992 (n=15) となり, TFH-01を用いたβ線吸収法によるPM2.5の測定は, 高温多湿条件下でも標準測定法と同等であることがわかった。
また, 夏季において, TFH-47およびTK15-G3M, TX-40, 2500QATフィルタを装着したFRM-LVの24時間並行測定を行ったところ, 濃度50μg/m3以下の実用領域において, TFH-47を装着した標準測定法による測定値に対して, TK15-G3Mを装着した場合の一次回帰式の傾きは1.0, 相関係数は0.996 (n=15) であり, TX-40の場合の回帰式の傾きは1.0, 相関係数は0.998, (n=15), 2500QATの場合の傾きは1.0, 相関係数は0.989 (n=15) であった。すなわちTFH-47は, 標準測定法において, TK15-G3M, TX-40および2500QATと同等の性能を有していることを確認した。
以上のことからTFHフィルタ (TFH-0l, TFH-47) は, PM2.5のβ線吸収法と標準測定法の両測定法において使用可能な最適なフィルタであると考えられる。

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