2025 年 39 巻 1 号 p. 10-18
名古屋大学第二内科第六研究室(通称:名大二内六研)に帰局し印象に残っている最初の発表は“胆嚢ポリープの検討”でした.その後,細径超音波プローブ(IDUS)での世界初の胆管・膵管の観察・検討や電子ラジアル型EUSを世界最初に作成したという幸運にも恵まれました.EUSを電子化することによりEUS画像でも造影を行うことが可能になりました.代謝研究は,PEI(pancreatic exocrine insufficiency)と小腸粘膜萎縮,ヒトにおけるインクレチン効果の内視鏡での確認,PEIによる代謝不安定性と常在細菌叢dysbiosisとの関連を進めました.そして,今は常在細菌叢を分析し制御・介入を行うことの重要性を感じています.ここでは,主に常在細菌叢に関する内容について述べさせて頂きます.