火力原子力発電大会論文集
Online ISSN : 2188-6148
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ベイナイト組織を有する配管のクリープ余寿命評価法開発
荒川 大輔
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2014 年 10 巻 p. 73-77

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抄録
火力発電所ボイラ配管の余寿命評価対象部位が,製作時の熱処理により通常のフェライト・パーライト組織ではなくベイナイト組織となった場合,現状ではベイナイト組織のクリープ損傷メカニズムは解明されておらず,寿命評価曲線(マスターカーブ)も存在しないため,余寿命の評価が困難である。そのため,ベイナイト組織の損傷メカニズムを解明し,損傷メカニズムに基づき作成したマスターカーブにより,余寿命を評価できるクリープ余寿命評価法を開発した。
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© 2014 一般社団法人火力原子力発電技術協会
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