火力原子力発電大会論文集
Online ISSN : 2188-6148
Print ISSN : 2187-929X
ISSN-L : 2187-929X
難処理性COD成分であるNS化合物の排出実態調査報告
青田 新大山 聖一
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 13 巻 p. 11-16

詳細
抄録

火力発電所の脱硫排水においては,原因不明のCOD上昇が問題となり,対策に苦慮する場合がある。当所は,その原因物質として難処理性COD成分であるNS化合物に着目した。NS化合物は発電所排水からの排出実態に関する知見が少ないため,NS化合物の分析技術を確立し,NS化合物の排出実態について調査した。今回,COD上昇の原因物質がNS化合物である場合があることを特定し,酸化還元電位との関係を明らかにした。

著者関連情報
© 2017 一般社団法人火力原子力発電技術協会
前の記事 次の記事
feedback
Top