転炉法の酸素ジェット火点における蒸発現象
1988 年 74 巻 5 号 p. 831-838
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1988 年 74 巻 5 号 p. 831-838
酸素ジェット火点の温度測定結果について光輝輻射温度を定義し,火点の光輝輻射温度範囲として2000~2600℃を求めた.火点における金属の蒸発現象についてHERTZ-KNUDSEN-LANGMUIR式により解析を行い,Feの蒸発速度定数K0Feを求めた.Mnに関しては液相側攪拌律速であることから,R.G.WARDの漸近線の思想を導入しFeの沸点においてK0Fe=KMnの仮定を設けてKMnを求めた.
酸素ジェットの火点現象に関して,Counter-flux-transport現象との差異を明らかにし,Fe-O界面活性,脱炭反応との関わりについて考察した.
