小田原短期大学保育学科通信教育課程
2017 年 10 巻 p. 97-107
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本稿では、中学校社会科歴史的分野を対象として、島原・天草一揆の授業設計を試みた。宗教と生活苦と暴力の交差点に関わる島原・天草一揆の歴史教材としての価値は、現在高まっている。授業設計の際、近年の歴史学研究の成果を受け止めて、宗教的要素を重視した。すなわち、中近世移行期日本列島社会住民の宗教や信仰心に注目した。単元レベルの指導計画も作成したが、今回は、教科書にも掲載されている絵画資料『島原陣図屏風』を活用した授業(本時部分)を中心に、詳細な学習指導案も作成して論述した。
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