2017 年 12 巻 p. 41-48
2016年度春学期に、杉本・櫻井・岩﨑・郭(2017)により東京未来大学モチベーション行動科学部の経営・心理・教育系学生において、情報処理基礎Ⅰを受講した1年生を対象に、メディア授業に対する意識調査が報告されている。本研究では、調査対象に経営・心理・教育系の学生に、こども心理学系学生を加えた。本報告ではこの調査結果をもとに、本学のメディア授業に対する効果、および今後の可能性と改善するべき課題、そしてコミュニケーションに関する意識調査の結果について考察した。結果より、遠隔コミュニケーションの一体感因子および、学習効果因子の2因子と、PCに対する意識調査7項目との関連を見るため相関分析を行ったところ、経営・心理・教育系学生だけでなく、こども心理学系学生にもeラーニングは一体感にも学習効果にも強い関連性があることが示唆された。