東北地理
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任意地点の温量指数の推定法について
青山 高義岡 秀一
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1989 年 41 巻 3 号 p. 160-165

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抄録

山岳地域における温量指数を, 簡便に求める方法を検討した。全国11地点の上層観測資料によって求めた温量指数の高度分布は, 二次の多項式で近似できるが, 二次の項の寄与は小さく地点間の差は小さいので, これを平均値の4.68×10-6で置き換えることができる。そのため, 任意地点の高度h(m) における温量指数Whは, 海面高度の温量指数をW0とすると次式で求めることができる。 Wh=W0+Γ×10-3h+4.68×10-6h2
そこでΓの分布図と, 全国の気象台, 測候所, AMeDAS観測点の合計703地点を用いてW0の分布図を作成した。これらの分布図上で, 任意地点のΓとW0を読みとれば, 上式で任意高度の温量指数を計算できる。また図上で求めることができるように, 高度-温量指数線図を作成した。

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