温熱放射線療法が奏効したMFHの一例

久賀 元兆; 唐澤 克之; 羽生 菜穂子; 張 大鎮; 神沼 拓也; 板澤 朋子

doi:10.3191/thermalmed.24.27

Case Reports

温熱放射線療法が奏効したMFHの一例

久賀元兆, 唐澤克之, 羽生菜穂子, 張大鎮, 神沼拓也, 板澤朋子

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ジャーナルフリー

2008 年 24 巻 1 号 p. 27-30

DOI https://doi.org/10.3191/thermalmed.24.27

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抄録

温熱放射線療法が奏効した悪性繊維性組織球腫 (malignant fibrous histiocytoma : MFH) の一例を報告する. 同症例に対し放射線治療として48Gyの照射を行い, またこの放射線治療中に4回の温熱療法を合わせて行った. 症状として左肩に最大径13cmの腫瘤形成を認めたが, 温熱放射線療法施行後, 腫瘤サイズは暫時縮小した. 照射後5 ヶ月で腫瘍は完全に消失し, 照射18ヶ月後でも再発は認めていない.

責任著者(Corresponding author)

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