Trends in Glycoscience and Glycotechnology
Online ISSN : 1883-2113
Print ISSN : 0915-7352
ISSN-L : 0915-7352
ミニレビュー
ES 細胞表面に発現している糖鎖構造とその機能
Shoko Nishihara
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 21 巻 120 号 p. 207-218

詳細
抄録
細胞表面の糖鎖構造は,発生に従って顕著な変化を示す。多様な糖鎖構造が,胚性幹細胞(ES 細胞)の表面に発現して,ES 細胞の幾つかの特徴を規定している。ある糖鎖構造は,ES 細胞特異的に発現しており,ES 細胞のマーカーとして使われている。また,ヘパラン硫酸など,ES 細胞だけに発現しているわけではないが,ES 細胞で機能している糖鎖構造もある。本稿では,まず,ES 細胞のマーカーとして使われている糖鎖構造について概説する。さらに,ES 細胞で発現している硫酸化糖鎖構造の一つであるヘパラン硫酸を取り上げ,ES 細胞の未分化性と多能性維持への働きについて述べる。
著者関連情報
© 2009 FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
前の記事 次の記事
feedback
Top