2026 年 18 巻 1 号 p. 11-17
ボリュームレンダリングは,3次元のスカラーデータを解析するための重要な可視化手法である.また,バーチャルリアリティ(VR)装置による可視化も,複雑なデータの可視化には重要である.これらを組み合わせて使用するために,長い間VR装置へのボリュームレンダリングの実装が試みられてきた.本研究では,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)でのボリュームレンダリングの実用性を調査する.我々はHMD用の可視化ソフトウェアVOIRに,シェーダプログラミングによるレイキャスティング法を用いてボリュームレンダリングを実装した.さらに伝達関数変更用GUIを開発した.それらの性能とユーザビリティを評価した結果,HMDでのボリュームレンダリングによる対話的可視化が十分可能であることがわかった.