重量当たり最大曲げ剛性を有す六角形断面のハニカムコアに比し,本報提案の四角形断面のキュービックコアは,重量当たり16%曲げ剛性が向上することを理論的に示し,FEM解析により確認した.接合面もより広いことから,コア芯材と上下面板の結合強度がより増しハニカムコアの欠点である長時間に亘る振動荷重やせん断荷重を受ける構造には適用しにくい欠点も解消する.更にハニカムコアでは容易でない湾曲部のキュービックコアを得る方法も示す.
埃の堆積形状は,実際の観察からランダムに繊維が絡み合い,形成し成長していると考える.埃の形状や堆積過程を解明することで,埃の堆積量の予測や検出につながると考える.本研究では,初歩的な埃堆積モデルを提案し,そのシミュレーションを行った.堆積した埃のフラクタル次元と空間占有率の関係から,埃の堆積形状がフラクタルであることを実験的に確認し,初歩的な埃堆積モデルの有効性を確認した.