Toyama Medical Journal
Online ISSN : 2758-6014
Print ISSN : 2189-2466
総説
放射線治療情報システムの構築
野村 邦紀山岸 健太郎吉田 寿白崎 展行神前 祐一野口 京豊嶋 心一郎今村 朋理
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 28 巻 1 号 p. 1-5

詳細
抄録
 HISが更新される機会に,治療RISを更新し,構築した。本院における放射線治療の環境と特徴に合わせたRISの必須要件を決定した。医師による毎日の診察記録の義務が緩和され,技師あるいは看護師の患者記録をHISに記載すれば,医師の診察記録は週1回でよいとの通達がされたことを受けて,技師あるいは看護師の治療RIS記載がHISに開示できること。部門カンファレンス,他科とのカンファレンス,学生教育にも利用する目的で,RT-ビューア機能を有すること等など。これら新規要件を加えた必須要件20項目決定し,応募メーカーのプレゼンテーションを採点した。これによりメーカーを選定し,治療RISを構築した。治療RIS,今後の有用性について概説する。
著者関連情報
© 2017 富山大学医学会
次の記事
feedback
Top