2006 年 49 巻 4 号 p. 295-298
日本糖尿病協会分会(友の会)の実態を把握するべく,1972年から10年間隔で合計4回実施したアンケート調査成績を比較した結果,友の会の数は1972年に比べて2002年は14.6倍の1,476施設と著しく増加した.平均患者会員数は1972年の185名から2002年には64名と減少し,会員数の少ない友の会の増加が目立った.また,過去30年間に実施頻度が低下している会活動も見られ,こうした問題点の解決が今後の日本糖尿病協会の課題として示唆された.