糖尿病
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特集 インスリン分泌 膵β細胞に発現するイオンチャネル (ATP感受性カリウムチャネルを介する経路)
山田 祐一郎
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1997 年 40 巻 10 号 p. 643-645

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抄録

血中のグルコースは, 膵β細胞内で代謝を受け細胞内ATP濃度の上昇となって表れる. 細胞内ATP濃度の上昇をATP感受性カリウムチャネルが感知しチャネルを閉鎖することにより, 膜電位が上昇し電位依存性カルシウムチャネルが開口し, 細胞内カルシウム濃度が上昇し, インスリン分泌が惹起される. したがって, ATP感受性カリウムチャネルは糖代謝の変化をカルシウムイオン濃度の違いに変換する上で鍵となる蛋白と考えられる.

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© 社団法人 日本糖尿病学会
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