図書館界
Online ISSN : 2424-1717
Print ISSN : 0040-9669
ISSN-L : 0040-9669
RDAをモデルと記述に分けて捉える : RDA理解のための枠組み
谷口 祥一
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 64 巻 6 号 p. 378-390

詳細
抄録

RDAはFRBRおよびFRADを参考としつつも,独自のモデルを有していると捉えることが,さらにはモデルと「記述」(記述およびアクセスポイントの記録に直接かかわる規則群)の持ち分けを明確に認識することが有効と考え,両者を分離して捉えるRDA理解のための枠組みを提案した。先ずFRBRに相当するRDAモデルを示し,次にFRADに相当するRDAモデルを検討した。利用者タスクにかかわる部分はFRBRとFRADとを合わせた上で,モデルにおける設定を検討した。最後に,RDAモデルに基づくRDA記述について,モデルとの関係において言及が必要な事項を取り上げた。

著者関連情報
© 2013 日本図書館研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top