日本毒性学会学術年会
第40回日本毒性学会学術年会
セッションID: P-73
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一般演題 ポスター
Göttingen系ミニブタの日周性および性周期における血中ホルモン濃度の変化
*吉田 美雪野口 彰彦川端 貫太遠藤 和守小倉 宏之石井 宏幸那須 昌弘
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キーワード: ミニブタ, ホルモン, 日周性
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抄録
薬物や化学物質の安全性評価において,内分泌器官に対する影響の有無を評価しておくことが一般的になっており,その評価項目の一つとして血中ホルモン濃度がある.毒性試験において,血中ホルモン濃度の変化を評価するためには,動物のホルモン濃度の日内変動等を事前に把握しておく必要があり,我々はこれまで種々の実験動物のホルモン濃度の背景データを採取してきた.
医薬品開発における大動物の毒性試験では,非げっ歯哺乳類としてイヌあるいはサルが一般的に用いられてきたが,近年,実験利用に対する抵抗が比較的少ないミニブタやマイクロミニピッグの使用が増加している.
今回我々は,イヌやサルに代わる非げっ歯哺乳類として注目されているGöttingen系ミニブタについて,日周性(日内変動)および性周期におけるホルモン濃度の変化を調べるため,市販のホルモン濃度測定試薬(RIA法及びELISA法)の定量性能を検証(定量法バリデーション)し,雄性については日周性に関してTSH,T4,T3,cortisol,aldosterone,testosterone,insulinおよびPTHを測定し,雌性については性周期に関してestradiol,progesterone,LH,FSHおよびprolactinを測定した.
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© 2013 日本毒性学会
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