日本毒性学会学術年会
第51回日本毒性学会学術年会
セッションID: P-292
会議情報

一般演題 ポスター
FDAのStudy Data Technical Conformance Guideに従ったフローチャートによるSEND Scopeの決定
*中澤 千弘魚田 孝志牛丸 忠士金子 吉史坂本 陽人佐々木 就康佐藤 耕一関戸 徹土屋 待希中島 隆中原 伸也浜田 淳松村 美沙三原 知子山本 諭保田 昂之榊原 雄太
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

米国における新薬開発申請時の一部の安全性試験データは,CDISC標準であるSENDに準拠した電子データ(SENDデータパッケージ)の提出が義務化されている。SENDデータパッケージの提出の必要性を判断するには、FDAが発出しているStudy Data Technical Conformance Guide (sdTCG) に2023年6月に追加されたScope of SEND (sdTCG Section 4.1.3.4) の記載を十分に理解し,取捨選択できる知識が必要とされる。しかし、Scope of SENDは文章量も多く記載も複雑であるため,SENDデータパッケージの必要性を簡便に判断することは難しい。

CDISC Japan User Group (CJUG) SENDチームでは,Scope of SENDの記載に基づいてフローチャートを作成し,簡便にSENDデータパッケージの必要性を判断するツールとして2023年9月より公開している。本発表では,本フローチャートの概要および利用方法を紹介する。また,本フローチャートの作成段階で行われたSENDエキスパート間の議論についても,SENDデータパッケージの必要性を判断するポイントとして紹介したい。

我々の取り組みの成果物である本フローチャートが,SENDデータパッケージ提出の要否を判断する際の一助となれば幸いである。

著者関連情報
© 2024 日本毒性学会
前の記事 次の記事
feedback
Top