繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
ISSN-L : 0285-905X
繊維の配列度に関する研究 (第2報)
井谷 和十郎
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1956 年 9 巻 12 号 p. 809-817

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抄録
研究目的すき取比, 切取比の理論式から計算した配列度が, 同じ繊維束について相違する理由及びこれらの配列度の補正値を計測する方法について考察する.研究結果第1報ではすき取比, 切取比の測定値を理論式に適用して求めた配列度が著しく相違すると述べたが, 本報ではこの相違の原因について考察した.これらの原因として把持繊維の滑脱, 切断などが考えられるが, これらを別々に仮定してすき取比, 切取比の理論式を導いた.繊維の切断を仮定する理論式から計算した配列度の数値がよく一致することを認めた.
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© 社団法人日本繊維機械学会
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