1965 年 18 巻 9 号 p. T579-T583
目的 綿コーマのピーシングによって発生する周期的厚さむらを簡単な幾何学的モデルにより考察し, 相関関数を求めることにより周期むらの存在することを明らかにする. 成果 綿コーマのフリースの厚さむらのうちピーシングに起因するものは, コーミングシリンダの作用の一連の動作による送り出し長の周期を有することが簡単なモデルより明らかになった.実験的に周期的厚さむらを検出するために, フリースの厚さを光電変換器で電圧の変化にかえ, これの相関関数を求めることにより, 送り出し長に起因する周期むらの存在が確かめられた.