繊維機械学会論文集
Online ISSN : 1883-8723
ISSN-L : 0040-5051
綿コーマのピーシングによるむらについて 第1報
加藤 三千夫吉田 幸吉片山 勝巳
著者情報
ジャーナル フリー

1965 年 18 巻 9 号 p. T579-T583

詳細
抄録

目的 綿コーマのピーシングによって発生する周期的厚さむらを簡単な幾何学的モデルにより考察し, 相関関数を求めることにより周期むらの存在することを明らかにする. 成果 綿コーマのフリースの厚さむらのうちピーシングに起因するものは, コーミングシリンダの作用の一連の動作による送り出し長の周期を有することが簡単なモデルより明らかになった.実験的に周期的厚さむらを検出するために, フリースの厚さを光電変換器で電圧の変化にかえ, これの相関関数を求めることにより, 送り出し長に起因する周期むらの存在が確かめられた.

著者関連情報
© 社団法人日本繊維機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top